校内研修(学力向上)、佐々小研究授業への参加
9月20日(火)午後に、校内研修として「仲間との対話を重視した授業実践」について、数学の授業モデルを用いて職員研修を行いました。
今回は、研究主任の國重教諭から、数学科の授業における『知識構成型ジグソー法』を用いた授業展開の提案がありました。実際の授業場面を想定し、他の教師は生徒の立場で参加しながら対話的で深い学びにつながる実践を体験しました。
困難な課題(難しい連立方程式の文章問題)に班で挑戦します。既習内容だけでは解決が困難な課題について、班員一人一人が異なるヒントや解法を得て班にもどり、それを班員に説明し、みんなで協議しながら課題解決を目指すという展開です。
実は、この方法(解決方法)は、現在ではあらゆる研究分野で広く活用されています。以前は、1つの課題(問題や謎)に対して、1つの領域の専門家が研究し、答えを見つけようとしていました。しかし近年では、いくつもの領域の専門家が、その垣根を越えて交流し、情報をやりとりしながら総合力で複雑な課題を解決する方法がとられています。人文学や考古学、生物学や物理学、数学、社会学など、あらゆる領域の専門家がチームとなって新しい発見や探求活動を行い、成果をあげているのです。これからの時代は、情報共有と多角的な視点、総合力がより必要になると思います。
続く9月22日(木)の5校時は、佐々小学校4年生の国語の研究授業と授業研究会に本校から6人が参加しました。小学生の生き生きした表情、主体的に学ぼうとする意欲や姿勢、それを効果的にサポートし、深い学びにつなげていく教師の役割など、大変学ぶことが多かったのではないかと感じています。
今後も三校合同研修会での授業公開がそれぞれの小中学校で計画されています。小中学校の交流と学力向上に向けた取組を継続していきます。