数学科、社会科研究授業を行いました

 3月1日(水)6校時に3年2組で数学、3月2日(木)1校時に3年4組、6校時に3年1組で社会の研究授業を行いました。

 数学は、「母集団の傾向を、標本調査によって推定する」という学習内容で、ミニトマト300個の糖度の平均値を、標本調査で推定するという課題でした。これは実際に野菜や果物の収穫時期を決めるために必要な操作であり、数学で学ぶ『統計』が私たちの身近な生活の役に立っている実例の1つです。標本調査の平均値や箱ひげ図のデータから、母集団全体の傾向を読み取る学習に、班ごとに協力しながら取り組みました。

 社会は、「世界平和と人類の福祉の増大」という単元末の発展的な学習として、架空の国際問題の解決を、ロールプレイをしながら考えるという題材でした。架空のアニマル大陸にある、4つの国の状況を踏まえながら、「食糧問題による緊急援助」「水量の減少問題」「外交問題」等を国際会議の場で国の代表として話し合い、合意形成を目指すという内容です。クラス全員が4つの国と議長国に別れ、それぞれの国の事情や他国への要求を出し合いました。

 大変深い内容であり、グループで協議したり、会議で話し合う場面では時間設定が難しかったとおもいますが、今、現実社会で起こっている解決すべき問題を多く含んでおり、社会を学ぶ上で大変貴重な勉強だと感じました。

まずは各国内でどのような主張をするか協議を行います議長国代表も国際会議を上手に運営するために事前打ち合わせを行います

 

 

 

 

議長国の進行で国際会議が展開します

 

 生徒たちは、どうしたらよりよい合意形成ができるのか?これまで学習した内容を駆使して考え、議論を行っていました。